横浜市磯子区の婦人科|磯子悠レディースクリニック

コラム

2015/12/15

社会の利益と個人の利益 自分の生きる社会と死ぬことへの覚悟

 

科学的に『HPVワクチンの利益は、リスクを依然上回っている』ことが明らかであり、子宮頸がんで比較的若く亡くなった人たちがいる状況と、障害が残っているのは日本でも1万人に1人ぐらいの副作用と、どちらのリスクを取るかでしょう。

科学的にというのは、誤解を恐れずに言えば統計学的にという意味でしょう。

統計学的にとした時に、個人は消えます。

ガイドラインや教科書に記載されるエビデンスと言われるものは、統計学的に有意に差があるものの積み重ねです。

わかりやすく言えば、正規分布の両端は割愛されます。つまり、月もスッポンも存在しない世界では、これが正しいという意味でしょう。

ところが、その結果行われたいろいろな行為により、障害を受けた人が出た場合、「ガイドラインに従って行っているので落ち度はない」ということになります。実際の社会には月もスッポンもいますから。断っておきますが、これはガイドライン利用の誤った利用方法です。

 

寝たきりでも長く生きていることが良いのか、寝たきりの人が多いと介護に多くの人員が取られ、社会の生産性が落ちる。ならば、寝たきりになる前に死んでしまえということか。一人一人の人を見ていけば、少しでも長く生きていてほしい。介護する人が必要だ。介護疲れで、介護を受ける人を殺して、一緒に死ぬ。社会が生きるということを「こういうことだ」と決めないと。ずるずると奈落へ堕ちていくことでしょう。

各個人が、覚悟する。

働くのが嫌だから、すでに死んでしまった人を生きていることにして、年金の支給を受け続ける。なんだこれはということが多すぎるような気がします。文句だけ言う人、無責任に文句だけ言う人は民主党がそうだったように結局みんなに迷惑をかけます。各個人が覚悟する。覚悟するためにたくさん考えましょう。考えるための情報は提供します。

十分な情報提供と説明によって得られた同意。これをインフォームドコンセントと言います。

 

ワクチンの話から脱線しましたが、突き詰めればこういうことでしょう。

 

 

 

 

 

 

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