横浜市磯子区の婦人科|磯子悠レディースクリニック

コラム

2015/11/26

卵子の老化

4555歳でも妊娠できると思う」という人がたくさんいます。実は、妊孕能(=にんようのう、生殖能力)のピークは「23歳ごろ」で、閉経するまで妊娠できると思っている人が多いのですが、それは正しくありません。

50代でも子どもを産む人もいますが、その多くが、「卵子提供を受けて妊娠」し、出産しています。

卵子の老化には二つの意味があります。

ひとつは、「卵子の数が減る」ことです。女性は胎児としてお母さんのお腹の中にいる5ヶ月のときに最大数の卵子を持っていて、数は700万個ほどです。その後、出て生まれたときには、すでに100万個から200万個の間くらいになっています。さらにずっと減りつづけて、最終的に閉経時には1000個以下になります。

もうひとつは、「卵子の11個の質が下がる」ということで、高齢になると受精しづらくとか、妊娠したとしても、残念ながら妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、常位胎盤早期剥離などの妊娠合併症が増えます。高齢出産では、妊娠糖尿病は58倍に、高血圧症候群は34倍に増えます。また、妊娠しても流産が増えてしまいます。圧倒的にリスクが高くなります。

現代の日本では出産する人のうち、約20%が高齢出産です。10代の妊娠は別の意味で危険を伴います。子宮が成熟していないので、胎児死亡や出血などの危険性があります。

 

妊娠は早すぎても遅すぎてもいけない。

適齢期で産むことは母体にも子どもにとっても望ましいことです。

 

 

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2015/11/25

ピルの都市伝説

低用量ピルは月経困難症、月経前症候群やニキビに大変有効な薬ですが、吐き気が多いとか体重が増える、がんになるなどという都市伝説があります。

先日発表されたデータでは、長期的に体重が増加することはありませんし、吐き気もしばらくすると軽減することがほとんどです。

5年以上内服すると乳がんの危険性がわずかに増えますが、卵巣がんや大腸ガンの危険は減少することがわかってきました。

血栓症の危険は妊婦さんや分娩後の褥婦さんに比べれば12分の1、40分の1と低く、内服し始めた3ヶ月間を慎重に管理すれば、問題は少なくなります。

都市伝説に惑わされずに、上手にピルを使いましょう。

 

 

 

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